今の世の中、離婚は珍しいことではありません。
そして、夫婦の間に子供がいれば当然、どちらかが引き取って育てていくことになります。
でも、パパが引き取るパターンは世間的にはとても珍しいですよね。
厚生労働省が5年毎におこなっている「全国ひとり親世帯等調査」。
平成28年度の調査によると、ひとり親で子どもを育てている世帯は141.9万世帯。
そのうち母子世帯が123.2万世帯、父子世帯は18.7万世帯と推計されています。
そうなんです。
同じひとり親家庭でも、シングルファザーの数はシングルマザーの6分の1以下!
そんな少数派のシングルファザーたちは、家事や育児に奮闘しながら子どもを養うために必死に働き、毎日身を粉にして頑張っています。
生活のために仕事を疎かにすることはできず、かといって帰宅したら食事の支度をしながら子どもの面倒を見て・・・と、くつろげる時間はほとんどありません。
シングルファザーはシングルマザーよりも経済的に安定しやすい傾向がある反面、体力や精神的な負担は大きいかもしれませんね。
そんな状況を乗り越えて、慣れない家事もいつの間にか板につき、子どもも順調に成長してほんの少し心に余裕が生まれた時。
「もう一度、恋愛したいなあ。」
と、ふと考えることもあるのではないでしょうか。
新たに自分に寄り添ってくれる女性が現れたら、疲れた心が潤い安らげそうですよね。
でも、昔のように好きな時に出かけることもできない、自由に使えるお金も少ない。
そんな中でどうやって女性と出会えばいいのか?
そもそも子どもがいる自分を、女性は恋愛対象として見てくれるのだろうか?
シングルファザーの数自体が少ないため、成功例や体験談もシングルマザーのものより少なくあまり多くは耳にしません。
やっぱりシングルファザーの恋愛ってハードルが高いのでしょうか?
いやいや、安心してください。
確かにシングルファザーの恋愛は状況が複雑ですし、進展が難しいことも多いでしょう。
ですがシングルファザーでも女性と出会う方法はありますし、ちゃんと恋愛対象になります。
但し闇雲に行動するのではなく、きちんとポイントを押さえましょう。
目次
シングルファザーが恋愛対象になるにはどうしたらいいの?
まずはシングルファザーであるあなたが、世の女性たちから恋愛対象として見られるために、以下の3つの点を意識してみてください。
高望みし過ぎず自身の恋愛対象の幅を広げる
初婚で、若くて、可愛くて、家事が得意で・・・など、恋愛相手への理想はそれなりにあると思います。
ですが高望みし過ぎると、あなた自身が恋愛対象として考えられる女性の数が少なくなってしまい、その分恋愛のチャンスも減ってしまいます。
特に若くて初婚の女性が、最初から困難な恋愛になるであろうシングルファザーをわざわざ選ぶとは考えにくいです。
ご両親から交際を反対される可能性も高いでしょう。
自身の子どもに置き換えてみたら「わざわざ苦労する相手を選ばなくても・・・」と思う親の気持ちも理解できますしね。
そこでもう少し視野を広げ、自分と同世代の女性や、同じ離婚経験者も恋愛候補として見てみてはいかがでしょうか?
例えば、同じひとり親家庭のシングルマザーなら、子育てと仕事の両立の苦労など理解し合えることも多いですし、あなたと同じように生活と心の安定を望んでいるので、お互いが惹かれ合えば進展しやすいです。
それに連絡できる時間帯や会う頻度なども、お互いのペースを乱さずに済みそうですね。
このように自身の恋愛対象の幅を広げれば広げるほど、あなたの状況を理解し、恋愛対象として見てくれる女性と進展するチャンスが増えます。
シングルファザーであることを前向きにアピールする
シングルファザーの中には、相手に対して子どもがいることを負い目に感じている可能性も考えられます。
しかし、それでは自分自身の生き方を否定することになりますし、何より子どもに対して失礼ですよね。
それに、そんな罪悪感を持ちながら接してくる男性に、果たしてついて行こうと思う女性はいるでしょうか?
シングルファザーは週末の度に会ったり、泊りがけで出掛けたり普通のカップルのようなお付き合いができないため、相手に子どもがいることを隠して交際することはとても難しいです。
だったら、シングルファザーであることをむしろ自身のアピールポイントとして、前面に出してしまいましょう。
例えば、SNSに子どもと遊んだエピソードや楽しく家事をしている様子を載せてみたり、プロフィール写真も子どもと笑顔で写っているものにしてみたり。
「大変なこともあるけれど、毎日笑顔で、明るく楽しく過ごしている」
そんな前向きな姿に、多くの女性が好感を持つでしょう。
自分自身が心から恋すること
シングルファザーが誰かと付き合う際、その女性が、今後自身の連れ子の母親になる可能性も当然考えると思います。
でも仮に、もし恋愛感情のあるなしより、「自分の境遇を受け入れて、家事や育児のサポートをしてくれる人なら誰でもいい」と思っているなら、すぐに考えを改めましょう。
それでなくても女性は敏感な生き物ですから、あなたが自分に恋愛感情を持っていないことをすぐに見抜き離れていきます。
女性も心から惹かれ大好きな人だからこそ、あなた受け入れ、困っていたら助けてあげたいと思うものです。
子どもはいつか親元を巣立っていきます。
その後も2人きりでずっと一緒にいたいと思えるくらい、心から好きな相手と恋愛しましょう。
シングルファザーが出会う方法
では、あなたに恋愛感情を抱いてくれる女性たちと出会うには、どうしたら良いのでしょうか?
バツイチ・シングル家庭応援のマッチングアプリを利用する
お金と時間を極力かけず、しかもシングルファザーに理解のある女性と出会う一番簡単な方法。
それは、マッチングアプリを利用することです。
ここ数年、異性との出会う方法の一つとして、老若男女問わずマッチングアプリが大注目されているのはご存知のことと思います。
マッチングアプリは、男性なら月額3,000円程度の料金で、スマホ一つあればいつでもどこにいても、好きな時に出会いを探すことができます。
これって、毎日自由時間の少ないシングルファザーの恋活にはピッタリですよね。
そして今では、それぞれのニーズに合わせて「20代の若者同士が気軽に出会うアプリ」「30代以上向けの婚活メインのアプリ」など、メインターゲットを絞った形のマッチングアプリも多数存在しているんです。
その中に、バツイチやシングルマザー・ファザーの恋愛を応援してくれる「marrish(マリッシュ)」というマッチングアプリがあります。
マリッシュでは未婚者よりも恋活・婚活をし辛いと感じている離婚経験者でも、アプリを通じて積極的に活動できるよう「再婚者・シンママ・シンパパ応援プログラム」を設けています。
プログラム内容は、無料「いいね!」やポイントの増量、また自分のプロフィールを優先表示して異性の目に留まりやすくなるなど、どれも出会いの可能性をUPさせてくれるものばかり。
マリッシュ利用者の6割がバツイチやシングル家庭で、年齢層は30代~50代がメインです。
それに、利用者はみんな「マリッシュにはバツありが多い」と分かった上で登録していますので、シングルファザーに理解ある素敵な女性に出会える確率は高いでしょう。
子連れOKの離婚者限定婚活パーティーに参加してみる
最初からお互いの顔を見て出会わないと「不安」と言う人は、婚活パーティーに参加するのが良いでしょう。
シングルファザーの恋愛は、子どものことを考えると「再婚」と切り離して考えることが難しいので、最初から婚活の出会いの場に飛び込んでしまうのも手です。
バツあり限定やシングルマザー・ファザーOKの婚活パーティーも開催されており、別室に託児所があったり、子どもも一緒に参加できたりします。
バツあり限定ならシングルファザーであることを相手に伝える気まずさがない上、子どもがまだ小さい場合や、預け先がない人でも安心して相手を探せるのが魅力ですね。
婚活パーティーは1回の会費の相場が5,000円前後になりますが、1回参加すれば複数の女性と出会うことできます。
思い切って結婚相談所へ登録する
自分と相性の良い相手と効率的に出会いたいと考えるなら・・・結婚相談所へ登録するという方法もあります。
結婚相談所なら専属のカウンセラーがあなたの状況や希望を聞いた上で、最適なシングルファザーOKの女性を紹介してくれるので、自ら特別な行動を起こす必要もありません。
マッチングアプリや婚活パーティーが自分ひとりの力だけで相手を見つけるのに対し、結婚相談所では、これまで何組ものカップルを結び付けてきた縁結びのプロのサポートが受けられます。
費用の総額が30万円前後かかってしまうので、気軽に利用というわけにはいきませんが、なるべく短期間のうちに確実に彼女が欲しいと願うシングルファザーにとっては、最適な方法と言えるでしょう。
シングルファザーの恋愛は難しい?
以上のように、シングルファザーは女性からちゃんと恋愛対象として見られますし、出会う方法も沢山あります。
恋愛に発展した後は、なかなか会えない中でお互いの信頼関係を築いていく難しさや、子どもとの関係性など、確かに通常の恋愛よりも大変なことが多いかもしれません。
ですが、シングルファザーに彼女ができるところまでのハードルは、思ったほど高くありません。
それどころか、巷では「シングルファザーはモテる」なんてことも言われているんです。
シングルファザーは意外とモテる?!
シングルファザーには、未婚男性にはない魅力が沢山あります。
例えば共働き家庭が多い今、男性にも家事や育児スキルが求められています。
でも、シングルファザーにしてみたら、家事や育児は毎日の当たり前のこと。
家族のために仕事を頑張り、炊事・掃除・洗濯もできる、子育てにも積極的に関わる・・・。
この部分だけを切り取ったら、モテる要素ばかりのパーフェクトな男性であると言っても過言ではありません。
それに、一人で子どもを育てていくなんてかなりの勇気と決断力、そして責任感が必要です。
そんな頼りがいのある姿に惹かれ、男手一つで子育てしている姿に、母性本能をくすぐられる女性は多いんですって。
シングルファザーの恋愛で一番複雑なのは「子どもの気持ち」
シングルマザーの場合、子どもがまだ幼児の小さいうちに新しいパートナーと交際→再婚に発展するケースは多いです。
ですがシングルファザーの場合、そのパターンはゼロではありませんがとても難しいと言えます。
何故ならシングルファザーは、年齢的にも働き盛りの時に子どもが幼児期である場合が多く、仕事と子育ての両立に精一杯でとても恋愛をする余裕がありません。
「恋愛」について考える余裕ができ始めるのは、子どもが家事のお手伝いができるようになり、子育てに直接手がかからなくなってきた頃、というのが現実的でしょう。
となると、おそらく子どもが小学校高学年~中高生になった頃。
体つきは大人と変わらなくても、まだまだ精神的には未熟で多感な時期です。
子ども自身が異性に興味を持ち始める時期に、いきなり父親に彼女ができたら心境はとても複雑でしょう。
だって子どもにとって父親のパートナーとして認識しているのは、元妻である母親以外これまでいなかったのですから。
父親が知らない女性と恋愛していることを、気持ち悪いとすら思われるかもしれません。
ですから、あなたが「恋愛をしたいなあ」と思ったら、是非一度、その気持ちを正直に子どもに伝えてみてください。
そして反応に明らかな動揺やショックが見えた場合、自身の恋愛はもう少しだけ先送りにしましょう。
大きくなれば子どもの心も落ち着き、父親の第2の人生を素直に応援してくれるに違いありません。
まとめ
男手一つで子どもを育てているシングルファザーも「ひとりの男性」。
恋愛したいと思う気持ちを持って当然です。
女性から恋愛対象として見られ、出会う方法も分かった今、あとは恋愛をするタイミングにだけ気を付ければ良いのです。
これまで子どもの成長と幸せだけを考えて、必死に頑張ってきたと思います。
ですから今度は、自分自身の幸せのために恋愛を楽しんでも良いのではないでしょうか。
きっと、罰は当たらないはずですから。